日本一小さい窯場での越前焼こだわり作陶

やきもの・陶芸ブログです。六大古窯の一つ越前焼の地に、多分日本一小さい窯場があります。地元山地の特別な土にこだわり、素地や釉薬に利用して独特な風合いの表現を目指しています。

還元で焼成

焼成中
のたき方いかんによって、作品は良くも悪くもなります。
窯たきの難しさは作業中、作品に直接手に触れることができず、温度計や火の色などをみて間接的な作業しか出来ないことです。
焼き方には酸化焼成と還元焼成の2種類があります。
酸化焼成は、窯の中に空気を十分送り込み、釉薬などを酸化させる焼き方です。還元焼成は、全く反対で、空気の供給を少なくし(酸素不足状態)、釉薬などに含まれる酸素を放出させる焼き方です。
上の画像は還元焼成の状態です。
灯油窯の場合は油の量を増やし、送風量を落とすと、煙突・色見穴から煙・炎が出てきます。
温度が900度ぐらいになると酸化から還元状態に切り替えます。
還元状態が強いか弱いかは、煙突から出る煙や色見穴(上の画像)から出る炎の長さなどで判断します。
窯の内部の場所によっても還元の強弱が変化します。
窯たきは何回やっても同じデーターではなく、そのつど調整していきます。
その日の天候、気温、風、作品の詰め方などで変化するのだと思いますが、ここが窯たきの不思議なところです。

油量を調整
油糧を調整





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  1. 2008/03/29(土) 08:48:20|
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窯づめ

窯づめ
薬がけのすんだ作品は、窯につめて最終工程の本焼きに入ります。
釉薬のかかった作品は手で触ると欠けたり、はがれやすいものがあります。不用意に作品にさわらないよう注意が必要です。
棚板は下の方から水平に組み立てていきます。その棚板の上に作品を順次置いていきますが、作品どうしがくっつかないよう注意し、なるべく均一になるよう並べます。
棚板に流れた釉薬が付着していないか確認し、また、作品が棚板にくっつかないようアルミナの粉を表面に塗っておきます。
窯はどんな窯でも窯のなか全体が一様に焼けるものではないので火の強くあたるところと当たらないところ、窯の上と下などで当然温度差が生じます。
そうした窯のクセや特徴を知って、とけやすい釉薬、とけにくい釉薬の使い分けをします。
何回も焼いて窯のクセを知り、釉薬の種類によって作品のつめる場所を変えていきます。

作品を並べる
作品



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  1. 2008/03/21(金) 21:18:25|
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流れのある作品

偶然の流れ
い線の流れが出ている作品です。
作品の内側と外側に違った釉薬をかけましたが外側にかけた釉薬がなぜか細い線となって流れだし、おもしろい模様となっています。
偶然の模様です。
原因はよくわかりませんが、釉薬のとける温度の差が大きく違うことで起きるのではないかと思います。
私は気に入っている作品なのですが、地味な感じなので好みは分かれそうです。

流れの作品
流れのある作品


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  1. 2008/03/14(金) 18:51:05|
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そば皿をつくる

ソバ皿
井県には「越前そば」と呼ばれる、シンプルな味のそばがあります。
地元のそば粉を使用し、大根おろしとツユをかけて食べます。大根おろしのあっさりとした味はそばのうまみを引き立たせてくれます。
一般的に使用されるそば皿ですが、今回、白の化粧土でアクセントをつけてみたのですが、その白に合う釉薬をなににしようか迷っています。
上の画像の左側は素焼き後の作品で、右2個が試しに本焼きしたものです。
透明釉は化粧土の白がハッキリ出ますが、おもしろ味みがないように思います。
「越前そば」のようにあっさりとした、少しマット状の落ちついた感じにしたいと思っているのですが。


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  1. 2008/03/09(日) 09:28:47|
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