素焼き前の作品が捨てられ、雨で形が崩れています。
越前焼工業協同組合が運営する粘土をつくる工場の近くの廃土置き場です。
粘土は素焼きする前だと、水を加えれば再び粘土として使用できます。
この画像の作品もまた粘土として利用されると思いますが、作品として完成できなかった「さみしさ」がにじみ出た風景になってしまいました。
越前の粘土は「荒土」「すいひ」の2種類が販売されています。
「荒土」はやや粗めの粒子が混じっていますが、見た目では「すいひ」と変わりません。
資源は有限、大切にしたいですね。
越前焼協同組合の工場(画像クリック拡大)

廃土の山
テーマ:陶芸 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2006/09/23(土) 08:24:02|
- 陶器
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
越前の丹生(にゆう)山地の地層がうまく露出して、赤、白、黄色などの様々な土が層をなしています。これは全部が粘土の層ではありません。
「丹」は「赤い色」の意味で、丹後、丹波などの地名がありますが、赤っぽい色の土が多くある地方によく使われています。
越前の土も鉄分を多く含んでいるので、焼くとこげ茶色になり越前焼らしい味わいになります。越前の粘土はキメ細かく、収縮度も大きい方に入ります。
越前丹生山地の様々な土を粘土に混ぜたり、釉薬に利用すると別の味わいが出てきます。特に釉薬に配合すると面白い味が出てきます。
越前にはまだまだ利用されていない土が存在します。
砕けた山土(画像クリック拡大)
テーマ:陶芸 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2006/09/17(日) 09:55:21|
- 作陶
-
| トラックバック:0
-
| コメント:1
今、成形に使う粘土づくりに追われています。
焼き物に使う粘土は硬さにムラがあったり、気泡があると作品はキズものになります。
特にロクロ作業では気泡を完全に除去することが大切ですが、このための粘土のもみ方が「菊練り」です。
菊の花びらのような模様ができることから、そうよばれています。
アンモナイトの貝のようにも見えます。
粘土を均一にするもみ方は「荒練り」とよばれていますが、いまは手作業でなく多くは土練機とよばれる機械でやっています。
「菊練り」は見ていると簡単そうですが、やってみると案外難しい作業です。
菊練りの最後は大砲の弾のような形にまとめロクロの上に置きます。
土づくりは結構、手間のかかる作業ですが、作品を作る最初の大切な作業です。
ロクロに置いた状態(画像クリック拡大)

土練機
テーマ:陶芸 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2006/09/10(日) 21:31:36|
- 作陶
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
大阪万博のときの「太陽の塔」は有名ですが、これは、いわば「月の塔」です。
福井県越前陶芸公園には著名な作家のオブジェ、彫刻などが野外に設置されています。
ひときは目立つのが岡本太郎の「月の顔」です。
「日本海に面した越前には何か冷たい透明な空気が流れている。この地方の風土には月が似合う。広々とした陶芸公園の緑のなかに浮かぶ月の顔は天空の月と相対し呼応している。……。」と岡本太郎は述べています。
これは越前の透明感のシンボルとして製作されました。
また、先日行われた「野外クラフト市」では、以前この月の顔のミニチュア版が旧宮崎村で作られ、そのとき使った石膏型が展示されました。
おもしろい雰囲気になっています。
越前陶芸公園(以下クリック拡大)

月の顔ミニチュア

月の顔の石膏型
テーマ:陶芸 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2006/09/03(日) 11:53:04|
- 陶器
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2